月例会「忘年射会」

男料理のトン汁の味は?
　曇天で時々薄口が射した11月29EIに月例会「忘年射会」が、恒例となった '横浜南FAC'で開催さ れた。「11月の忘年は少し早くないか?」の声が聞かれはしたが、一年間の諸々の憂さを晴らすべく36名が集い、賑々しく今年最後のFAと練習場横の囲炉裏で燃える焚き火の暖を楽しんだ。
　開会式に先駆け、昨年度の『FAチャンピオンマッチ』の種目総合優勝者2名に"レプリカトロフィー"の授与式が行われ、全員から祝福の拍手を受けていた。(CP:大浜昭則(アスカ)・JR:望月秀俊(YFAD)) そして、残念ながら11月4日に発生したアーチェリーに依る死亡事故に鑑み「安全を最優先の上でプレイを楽しみましょう」と主催側からの注意があり、指定ポストに散り10時15分に競技会は一斉にスタートされた。コースをご存じの方は想像できると思うが、3番ポスト両脇にある数本の銀杏の葉は半分位が落ちてはいたが、明るく開けた矢道を見事に黄色く染めていた。午後からは少し冷たい風が吹きはしたが、前半戦はこの時期にしては暖かぐ、選手達は一射一射に集中できたかと思われる。そうは言っても、いつもの気心知れた顔振れとあって、親しみを込めた辛辣な舌合戦は健在だ。
　選手達が前半戦を戦っている間は、裏方では横浜南FACをホームコースとしているクラブ「レッドアロー」と「横浜FA同好会」のメンバーによる恒例の接待'トン汁'の調理に追われていた。いつもはメンバーの奥方の応援に頼っていたが、今回は応援が得られず完全に男手だけの調理となり、慣れない調理に具材の投入時期で揉める場面もあったが、奥方から授かったレシピメモを片手に奮闘している姿は、他の選手達には見せられない姿だ。50人分位作ったものが、ほぼ完食状態だったことを思えば調理に間違いはなかったと安堵した。帰宅して「いつもより喜ばれたよ」と自慢したい処だが、言えない悲しさを察して下さい。
　後半戦は12時45分に移動を開始して、13時に一斉発射され、14時40分には全員が終了する。各自検算されたスコァーが記入され順位確認は同点者が多く、てこずる場面も見られたが、無事成績発表・表彰式を終え15時過ぎに散会となった。最後になりましたが、特別参加賞として射場から「港の丘」というお菓子が全員に提供されたことを報告し、御礼申し上げます。
　そして今年一年間事故なく無事行事が遂行出来ましたことを、JFAA役員を代表して会員諸兄・姉と射場関係者に感謝申し上げます。有り難うございました。
　希望に満ちた新春をご家族皆様で迎えられますことを祈念して射会記とします。<関野 記>