第４２回チャンピオンマッチ・一般の部

　政権交代選挙で盛り上がった８月も終わり、朝夕にはすっかり秋を感じられるようになった、９月６日「東京日の出ＦＡ」でＪＦＡＡの秋のイベント「ＦＡチャンピオンマッチ」が開催された。残念ながら当日は全ア連の”関東フィールド”と重複した関係で主力選手が欠場の中、アーチェリー馬鹿を自認する１６名が集い、青梅の山でフィールドのスクラッチ戦を楽しんだ。
　開会式は定刻の１０時に始まり、前年度種目別優勝者代理による「持ち回りトロフィ」の変換を受け、宮坂選手（ギャラクシー）の結婚式のスピーチを模した選手宣誓は、参加者たちを笑わせていた。集合写真撮影に続いて組み合わせ抽選で引き当てたポストに散り、１０時１５分競技会はスタートする。標高差５〜６０ｍはあるだろう山の中腹のすり鉢（カール）状を横に配置された各ポストは、行射はフラットでも矢取り道は一旦谷底に下り、今度は的に向かって上り直すなどいったタフな作りに、選手達は体力消耗を強いられる。日向では日差しが強く暑く感じられるも、コースの内は梢が日差しを遮り、選手を助けてくれた。しかし、風が無いため薮蚊が選手を苦しめる一面も見られた。
　昼食休憩はいつもの賑わいで英気を取り戻し、１３時後半戦へと舞台を移す。休憩中に張り出されたスコアでライバルとの点差を確認した選手達は、気心知れた仲間とあって、前半戦とは違う「褒め殺し」作戦で応酬し合っていた。１５時前に全員が競技終了、提出されたスコアの点検と順位決定に裏方作業は多忙を期していた。成績詳細は別掲で確認していただくとして、男女別・種目別表彰とあって、結果を待つことなくＢＢ部門とＣＰ部門の女子は川崎（ＹＦＡＤ）と橋本（六本木）が優勝。特にＣＰの橋本は総合でも２着に入る健闘振りに男女別の必要無しの声が聴かれる程だった。ＪＲ女子の部はレギュラーラウンドから急遽エントリー変えの河原と中野（共にＹＦＡＤ）の二人によるデスマッチだったが、後半大きく得点を伸ばした河原が中野を突き放し優勝。ＢＢ部門男子は服部（ＹＦＡＤ）が前半トップで折り返すも、後半得点を伸ばせず２着に終わる。得点に不満を残しながらも青木（静岡）が僅差で優勝をゲット。小松（ＹＦＡＤ）は後半戦の弁舌合戦を制するも届かず３着の着外に終わる。ＣＰ部門は久しぶりに関野（ＹＦＡＤ）が後半得点を落としながらも、常勝小幡（アスカ）を押さえての優勝。種目別総合優勝は各種目男子優勝者が手中に収め、優勝トロフィを授預され、記念写真に収まっていた。閉会式終了後は射場オーナーと橋本さん差し入れの串団子を食し、１６時に散会となった。小腹の空いた我々には何よりのご馳走でした。
　今回は主催者側の不手際で、全ア連競技会とバッティングし多くの欠場者を出したことを猛省しております。極力情報収集には努めますが、会員の皆様も情報提供にご協力くださるようお願い申し上げます。