第３７回クラス別チャンピオンマッチ（一般の部）

　ＪＦＡＡのメインイベントの一つである「春チャン」こと「クラス別ＦＡチャンピオンマッチ」一般の部が、横浜市戸塚区に位置する’神奈川国際ＦＡ’を舞台に５月１７日開催された。 最近２年間位は降雨下での競技会から免れていたＪＦＡＡ会員も当日明け方の強烈な雨に出足を挫かれた為か、最終的には２０名のエントリーで競技会は行われた。 　都内から会場へ車移動の会員からは「第三京浜から横浜新道に入った所でワイパーが効かない位の降りで怖かったよ」の話が出る程だった。過去には１００人近いエントリーで、待機組みを何組も作った昔話が出た中で、「この悪天候で２０名の参加は、まずまずじゃないの」のオーナーの言葉に主催者は救われる。開会式が始まった１０時頃には霧雨程度に収まりはしたが、選手達の出立ちは、いつ降られてもいいようにゴム長にレインウェアーの完全防備に身を包んでいた。 　形通りの開会式・集合写真撮影後１０時１０分指定ポストに散り競技会が始まる。一番奥を指定されたＪＲ組から「いつも一番遠いんだから」と不満が聞かれたが、行射時間が比較的早いための処置であることをご理解願いたい。心配された雨が上がるに連れ、予報通り風が強くなる。被っていた帽子が飛ばされるばかりでなく、エイミング中の体が煽られる。「低スコァーは風の性にすれば良い」と妬け気味にボヤキたくなる心情だった。 　ライバルの得点を確認し、遠方からの参加選手の帰路を考慮して（今回は大阪から浜口さん、水戸から内山さんが参加）、いつもより早めの１２時３０分に後半戦が再開された。問題の風は時間の経過と共に強まり、頭上の梢の唸り音に風の影響を受けまいと、リリースを急がせられる。 加えてコースを跨ぐ高圧線がジェット機のような不気味な音を発していた。いろんなハプニングは有ったようだが、スリップによる転倒者も出ず、風音に消された為か、いつもより静かな射会だった感じで無事競技会は終了。閉会式が始まる１４時過ぎには再び雨が落ちだし、ひさしの下へ逃げ込んでの閉会式だった。戦跡はＪＲ部門を除き前半戦の順位通り納まるという、稀に見る結果でした。 最後になりましたが、閉会式では射場オーナーから’特別参加賞’として全員に栄養ドリンク剤が提供されたことを報告して射会記とします。