第４１回チャンピオンマッチ

　９月７日、残暑の中で第４１回チャンピオンマッチが神奈川国際ＦＡＣで行われました。昨年のチャンピオンマッチは４０周年記念大会でもあり、７０人を超える参加者があったのですが、今年は通常の大会でもあり２０名そこそこの参加者となりました。
　年に一回のチャンピオンマッチはＪＦＡＡ競技会の中でもメインとなる競技会であり、通常はハンデキャップやクラス別といった形で得点以外でも下位の選手にも表彰の機会を用意しているのですが、チャンピオンマッチに限ってはそのような救済策は一切なく、得点だけが勝敗を左右し、ＪＦＡＡのナンバー１を男女別に決定します。
開会式では、斉藤理事長の挨拶に続いて昨年の優勝者の面々による優勝トロフィーの返還と昨年ＪＲ部門優勝の立野さんによる選手宣誓が行われました。優勝トロフィーは１年間の持ち回りなので返還されますが、代わりにレプリカが授与されます。
　午前中の競技は１０時１５分にスタートし、風もなく蒸し暑いコンディションの中、選手のみなさんは苦労しているようでした。特筆すべきはＢＢの４０ｍでＪＦＡＡ常連選手が５点に当てた矢に後射ちの全日常連選手が狙ったかのような継矢を見せるシーンがありました。狙って当たる訳は無いのですが、ついつい「狙った、狙わない」の冗談が飛び交うもののようです。
　お昼をはさんで後半戦は雲行きが怪しくなってきたせいか若干涼しくなり、ラウンドしやすいコンディションになりましたが、スコアが伸びた選手がいるかと思えばスコアを落とす選手もいて、順位あらそいとしてはおもしろい内容になりました。
　結果としては、ＢＢ男子は後半スコアを落としながらも１点差で逃げ切った長嶋選手、ＣＰ男子は後半スコアを伸ばした大浜選手がそれぞれ昨年に続いて２連覇、ＪＲ男子は前後半ともに他を圧倒して望月選手、、女子部門はＢＢ部門で河原選手、ＪＲ部門で岡選手が僅差でそれぞれ優勝されました。今回ＣＰ男子に初参加の辻田選手はＪＦＡＡ非会員にも関わらず参加され、２位に入賞されました、お聞きしたところＪＦＡＡ競技会には以前、学生の部に参加されていたとのことで、学生から社会人になっても弓を続けている方がおられるのは、役員としてもうれしい限りです。
　閉会式が終わる頃には、怪しかった雲行きから雨が落ちてくるようになり、若干雨に濡れる場面もありましたが、競技会自体は無事に終えることができました。選手のみなさんお疲れ様でした。

　競技会とは直接関係は無いのですが、神奈川国際ＦＡ出身の栄山選手が先日イギリスで行われたフィールドアーチェリー世界選手権のＲＣ男子で３位に入ったとのアナウンスがクラブハウスにあり、今回参加した選手役員一同驚いたと同時に祝福ムードが流れました、日本人初の快挙、「栄山選手、おめでとうございます」。